最終更新:2024/07/04
矯正サポーターの販促で気をつけるべき薬機法・景表法
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日々、スマーフォンやパソコン作業をすることが増えた影響で、
多くの現代人が、猫背や姿勢が悪いことに悩んでいます。 また、コロナ禍で在宅ワークが増えたことにより、
仕事をする用の机でない食卓や座椅子などでパソコン作業する方も多いようです。 そのため、姿勢が悪くなり、猫背や肩こり、腰痛などの不調を抱える方が年々増えています。 そして、整骨院やサロンに行かなくても日々着用することで、
猫背や姿勢改善のサポートをしてくれる猫背矯正ベルトや背筋矯正サポーターが流行っている現状です。 本記事では、矯正サポーターとは何か、販売者が矯正サポーターの広告を作成する際に、
薬機法や景品表示法で気をつけるべき内容を説明していきます。
矯正サポーターとは?
矯正サポーターは猫背や姿勢に悩む方向けの、姿勢を良くすることをサポートするグッズです。 スマートフォンやパソコンの使用で、前屈みになりがちな姿勢を伸ばす目的のサポーターで、
代表的な猫背矯正ベルトは、着用することで背筋を伸ばして猫背改善が期待できます。 猫背矯正ベルトというと、背中部分がクロスになっているタイプのものを
思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 背中部分がクロスになっている肩周りや肩甲骨周りを矯正するタイプだけでなく、
肩から背骨、腰までサポートするタイプなど様々な形状のタイプがあります。 また着脱しやすいように前で留めるタイプや、着用後にベルトの位置などを調整できるもの、 自宅で着用する用にしっかりした生地のものや、外出時に洋服の下に着用できる薄手生地のもの、
睡眠時に着用する用の日中用よりゆったりしたものもあります。 矯正ベルトが初めての方は、慣れるために疲れない程度の補正力の弱いものにしたり、
慣れてきた方や男性は補正力が強いものにしたりできるように、商品によって補正力の強さも様々です。 猫背の程度によってもタイプが選択できるようになっています。
つまり、猫背矯正ベルトとは、着用することで姿勢を正しい位置にすることを
サポートするベルトのことをいいます。
猫背の治療が完全にできることを保証するものではありません。 長時間悪い姿勢で作業すると背中が丸まってしまいますが、
矯正サポーターを着用することで、普段丸まっている姿勢を
正しい位置に戻し、無意識のうちに姿勢が悪くなることを防いで、
肩・背筋・腰などを支えて正しい姿勢を意識するようになります。 矯正サポーターはあくまで正しい姿勢に近づくように習慣化することを、
サポートしてくれるグッズであり、装着するだけで猫背改善されたり、
腰痛が治ったりするものではないことを頭に入れておくと良いでしょう
猫背矯正ベルトのうち、装着した部分の血行促進効果が認められているものは医療機器に該当します。
薬機法の対象になる?
矯正サポーターは薬機法の対象になるのでしょうか? 薬機法の主な規制対象は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品なので、
目的としているので、基本的には、姿勢を改善するためのサポートする、
美容目的の矯正サポーターは薬機法に抵触しません。 しかし、加圧、治る、矯正、改善、のように、
医療品のような効果効能があるような表現は認められていません。 また、根拠なく、姿勢が良くなる、痩せるなどの身体の変化についてや、
着るだけで改善される等の表現もできません。 矯正サポーターにおいて矯正するという文言は治療と誤認する可能性があるので、
補正という文言を使用した方が無難でしょう。 健康維持目的や美容目的など、矯正サポーターを着る目的を表現したり、
着心地が良い、フィット感があるなどの使用感を表現したりすることは可能です。 あくまで、表現できるのは着用中のことだけで、着用後の効果は謳えません。
●O Kな表現例 ・着用、装着時は腰の保護・安定をサポートします ・着用時の骨盤のバランスをサポートします ・着用することで正しい姿勢に補整します ・着用することで腰への負担を軽減します ・着心地が良いです ・着用中は背中を楽に感じさせます
●N Gな表現例 ・着用・装着時は、姿勢を矯正します ・着用してすぐにで骨盤のバランスが改善します ・正しい姿勢になおします ・腰痛を改善します ・骨盤のゆがみを改善します ・疲労回復します ・着用することで背中の痛みが取れます ・着用するだけでシェイプアップ効果があります ・着用するだけで疲労が軽減します ・着用するだけで足が楽になります ・血行促進 ・疲労を軽減します ・着用によるマッサージ効果
医療機器に該当するケース
人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、
又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている
機械器具は医療機器となる為、薬事法の対象となります。 矯正サポーターを着用する部位を、強く圧迫するような材質を使用した商品において、
効能効果を表現するものは、医療機器に該当します。 事実が明確であれば、装着している矯正サポーターの物理的効果で
動きやすくなるなどの標ぼうは可能ですが、
疲労回復や血行促進、むくみ改善、肩こり改善、ダイエット効果などの表現はやめたほうが良いでしょう。
景表法(景品表示法)にも注意
景表法(景品表示法)にも注意 景表法は、消費者の選択に悪影響を与える、不当な表示や過大な景品類の提供が行われて
消費者の利益が損なわれることがないように、
消費者が適正に商品やサービスを購入・利用できる環境を守り、
消費者の利益を保護する法律です。 景表法は一般消費者の利益の保護を目的としていて、
すべての業種を規制対象としているため、矯正サポーターの広告も対象となります。 消費者に対し、うそや大げさな表示して誤認させることを禁止しています。 そのため、矯正サポーターを「着るだけで猫背がすぐ治る」など客観的に調べることができず、
根拠もないのに短期間の使用で良くなるような嘘の表現や、治療行為とも取れる表現はできません。 また、事実に基づかずに、他社の製品よりも効果が出るなど、
実際よりも著しく優良であるように表す、優良誤認表示はNGです。 消費者に、商品やサービスの質や価格を偽って表示したり、
他より優れていると嘘の宣伝することは景表法に違反します。 また、「治す」「療法」「効く」といったあたかも医療行為と誤解させる表現も違反になります。 景表法に注意して適切な表現を用いて表現しましょう。
まとめ
矯正サポーターとは、猫背改善ベルトや背筋矯正サポーターなど、
着用することにより、日常生活で丸まってしまった背筋を伸ばし、
猫背改善や姿勢改善のサポートをするグッズです。 あくまで猫背改善や姿勢改善をサポートするもので、
着用するだけで必ず猫背や姿勢が良くなることを保証するものではありません。 美容目的の矯正サポーターは、薬事法の対象にはなりませんが、「治る」「改善」など
医療品を創造させるような表現は不可となります。 矯正サポーターを着用する部位を、強く圧迫するような材質を使用した商品において、
効能効果を表現するものは、医療機器に該当し、薬事法の対象になります。
そして、景表法でも「着用するだけで猫背が改善される」「短時間着用するだけで姿勢が良くなる」
「着用するだけで痩せる」などの消費者が誤解するような表現は規制されています。 日常生活で猫背や肩こりなどに悩む方が多いので、
「矯正サポーター」はこれからも需要が高まることが考えられます。 薬機法や景表法を意識して、魅力的な広告表現をしてみてはいかがでしょうか。
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