最終更新:2024/08/10
紙箱・化粧箱 小ロットで制作するには?

紙箱、化粧箱は商品を販売する際必ず必要なものになります。
しかし、「それに多額のお金をかけられない」「どの業者を選んでいいかわからない」という悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。 商品を取り扱う上で紙箱と化粧箱なしでは不便になってしまいます。
そこで今回は紙箱と化粧箱を小ロットで制作する上でのポイントを解説していきます。
化粧箱と紙箱の小ロットはどの会社に注文するべきか
それぞれの会社に得意不得意がある
紙箱と化粧箱を作る会社と言ってもそれぞれ得意分野があります。 「段ボールが得意な会社」「コートボールが得意な会社」「貼箱が得意な会社」「大ロットが得意な会社」「下請けがメインな会社」が存在しますが、業界に詳しくなければ会社選びも至難の業です。 まずは要望に適した会社選びをしていきましょう。
要望によって適した会社がある
「小ロットで化粧箱や紙箱を購入したい」と言っても人それぞれ事情は異なります。
- 紙箱や化粧箱など1万ロット以上定期的にほしい場合
- 注文先の業者が潰れて、同じ箱が欲しい場合
- 新規事業立ち上げなどで100個以下の小ロットが欲しい場合
化粧箱など1万ロット以上ほしい場合
この場合には大きな工場や設備のある会社を中心に選ぶのが良いでしょう。
よくわからない場合は、会社のホームページを開いて、その最初のページに大きく印刷された化粧箱の写真があったら、その会社に問い合わせてみるのがよいでしょう。
そこで見積もりを立てるのが一番最適です。また、会社によって大きな最新設備がある会社と小さく小回りの利く会社があるので、慎重に選びましょう。
注文先の業者が潰れて、同じ箱が欲しい場合
この場合、別の会社にそれまで作っていた製品を見せて見積もりを立ててもらうことがベストです。その会社が潰れてしまったということはかなり安価であった可能性が高いので新しく発注する会社はコストがかかる可能が高いです。そのため、新たな発注先は近場にしてコストを抑えることが良いでしょう。また、新たに発注する会社となるとどうしてもオーダーメイドで前と同じ会社の箱が欲しいとなりがちですが、新たに発注する会社の既存の製品で問題なく商品を販売することができれば既存の製品にするというのも視野に入れておくといいかもしれません。そのほうがコストは抑えることができます。
新規事業立ち上げなどで100個以下の小ロットが欲しい場合
この場合は、化粧箱など一万ロット以上欲しい場合と真逆で、小さく小回りの利く会社の方が安く良い箱をつくることがきます。小ロット専門会社は最低100個からであったり500個からだったりするので、何個から注文できるのか確認する必要があります。価格は既存の製品よりもオーダーメイドで箱を作る方が高くなります。既存の製品でどうしても合うものが見つからない場合はオーダーメイドで、できるだけ安く作れる会社を探すのが良いですが、既存の製品のサイズで大丈夫な場合は、既存の製品を買い続けるほうが安く済みます。
中には既存の製品の箱を買って中の仕切りだけオーダーメイドという人もいます。初めは既存の製品で購入して、生産量が増えて行く見通しが立ったらオーダーメイドにするという選択肢もあります。
なぜ専門業者は小ロットの注文を実現できるのか?
小ロット専門業者はなぜ紙箱や化粧箱を大量生産し安く提供できるのでしょうか。その理由を解説していきます。
卸売業者を経由しない
やはり卸売業者を通らない分その付加価値が発生しません。工場で作られる製品をそのまま納品することで小ロットが実現します。
長年設備を大切に使用
もちろん最新鋭の機械もありますが、生産する際年季の入った機械でも問題なければそれらの機械を使い続ければコストを抑えることができ、安価な紙箱や化粧箱を提供できます。しかし、メンテナンスもしっかり行われているので古い機械でも最良の状態で良い商品を作り続けられます。
工場と倉庫は賃貸ではなく所有
固定費の中でもかなりのウェイトを占めるのが賃貸料です。しかし、倉庫や工場を所有してしまえばしまえば一切その固定費が発生しません。また、材料の保管や商品の一時保管でも一切費用が発生しません。そのため、お客様に安価な商品を提供することができます。
広告宣伝費に多額の資金を投じていない
インターネット広告やホームページの作成、チラシやパンフッレトの作成など、広告宣伝費だけで何百万と費用をかけている会社も少なくありません。しかし、宣伝はインターネットのみならず老舗で、もともと知名度がある会社や口コミで知名度を上げてる会社もあります。また、自社でホームページを作成しているところもあります。そう言った戦略でコストを抑える会社もあるようです。
化粧箱と紙箱の小ロットのコストについて
小ロットに関してよりコストを抑えたいという方は多いのではないでしょうか。そんな方のために小ロットのコストについて解説していきます。
条件によって価格が変わる
小ロットのコストは条件によって変化します。その主な要素として
- 個数
- 印刷代
- 材質
- 納品の型
- サイズ
- オーダーメイド
があります。では一つ一つ解説していきます。
個数
すべての商品に当てはまりますが、生産する数に対して売れる商品が多ければ多いほど、単価は安くなります。しかし、同じコストで生産し売れる数が少なければ少ないほど元を取るためには単価が高くなってしまいます。
印刷代
印刷代はロゴを入れてもらうくらいならそこまで高くはなりません。しかし、商品をフルカラー印刷をしたり、箱全体に印刷してもらう場合、一つ当たり数千円から数十万円弱かかります。また、使用する色の数によっても価格が変わるためしっかりと見積もりをしてもらうのがよいでしょう。
納品の型
納品される際、箱を組み立てられた状態の場合、組み立て料が発生します。また、組み立てもらう場合でも二種類ありテープかホッチキスがあります。それぞれの特徴を解説していきます。
ホチキス止め
メリット
- テープ止めより安い
- 強固に止められる
- 届いたら、すぐ使える
デメリット
- かさばるため送料が高くなる
- 針金で止められているので中の商品にひっかかる可能性がある
- 人が一つ一つ止めるためホッチキスにズレが生じる
テープ止め
メリット
- 展開した状態で納品するため送料が安い
- 組み立てが簡単
- 在庫にしてもかさばらない
デメリット
- ホッチキス止めより単価が高い
- 長期間保存するときテープが劣化するかもしれない
サイズ
サイズは長さ、幅、深さによって価格が変わってきます。これらが大きければ大きいほど高くなります。
オーダーメイド
こだわりを売りにしたい場合、オーダーメイドで購入するのもよいでしょう。しかし、既存の製品のほうが圧倒的に安いため、既存の製品で問題ない場合は既存の製品のほうがお得です。
まとめ
紙箱と化粧箱を小ロットで購入するやり方を理解することで、商品をよりリーズナブルなものでき、セールスポイントも十分に消費者の方へ伝えられるようになります。
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