最終更新:2024/08/10
健康食品・サプリメントのパッケージ 形状・素材・表示内容まとめ

健康食品やサプリメントのパッケージを作る際に、主にどのような形状や素材が適しているのか、またパッケージに表示してはいけない内容について解説していきたいと思います。
健康食品、サプリメントのパッケージに適した形状
健康食品、サプリメントのパッケージでは「ワンタッチ底箱」「N式箱」がよく使用されています。
「ワンタッチ底箱」とは、底に2点ノリ貼りを設けて、潰れた状態から箱を起こすと自動的に底が形成される形状になっています。また、重量物を入れても底が抜ける可能性が低いことから、強度面での信頼も高い箱になっています。
「N式箱」とは、1枚の紙でフタが付いている組み立て式の箱です。 接合する箇所が少ないことから比較的安価で購入することができ、量産も可能なので箱の種類の中でも人気な形状になっています。
サプリや健康食品を入れるための箱なので、箱にフタがついていることが適した形状の共通点としてあります。
健康食品、サプリメントのパッケージの素材について
実際によく使用されているパッケージの種類について紹介していきます。 パッケージには商品名や内容物の説明など、情報の表示が必要不可欠であるため、その表示方法との組み合わせについても掲載しています。
ラミジップ+ラベル印刷
サプリメントなどのパッケージによく使用されています。 ラミジップとは、ポリエチレン・ポリプロピレンがラミネートされた素材を使用していて、そこにチャックを付けることで、包装袋を開けたり閉めたりを繰り返しできるようにしてあるのが特徴です。 ラミジップに直接印刷するよりも、表示内容を印刷したラベルを貼る方が手軽で安価であることが多いため、この方法が採用されているケースは多くあります。
ラミジップ+印刷
ラミジップに印刷をしたパッケージです。 ラミジップにラベルを貼り付ける方法に比べ、ラベルを貼る手間や失敗によるロスを減らすことができるのがメリットです。 ロットは1万枚〜の場合が多く、それに伴い納期も長くなる傾向にあることがデメリットです。
ボトル容器+ラベル印刷
プラスチック製やガラス製のボトルに印刷したラベルを貼り付けたパッケージです。 ガラス製のボトルの場合はボトルの割れ、欠けを防止するため化粧箱などに梱包する必要があり、コストや手間も増えてしまいます。
個包装分包+化粧箱
個包装された分包を化粧箱に入れたものになります。スティックタイプのコーヒーなどがわかりやすい例です。 分包のフィルムに印刷する場合は、ロットが1万~であることが多いです。
パッケージにしてはいけない表示
- 医薬品と思わせるような表示
健康食品が医薬品であると見た人に解釈させる記載はNGとなっているので記載しないよう注意が必要です。 例えば、「疾病の治療または予防ができます」みたいな表示はNGです。もちろん商品やキャッチフレーズとして使用することも禁止されています。 サプリメントに関しても同様です。また、サプリメントに関してはサプリの形状なども医薬品と誤解される形状に関しては禁止となっているので注意が必要になってきます。 - 用法用量の記載の表示
健康食品は医薬品と違い、時間、間隔、量に決まりがないため、用法用量に関する記載はできません。 用法用量は医薬品のみ必要になります。量は記載できませんが、摂取推奨量に関しての表示はできますので、注意するようにしましょう。
まとめ
今回は健康食品やサプリメントのパッケージについて解説しました。 サプリメントを作りたいと思っているのであれば、この記事をぜひ参考にしてください。
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