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最終更新:2024/08/10

化粧箱やパッケージでコストダウンを図るには?

化粧箱やパッケージでコストダウンを図るには?

本記事では、箱のコストダウン方法について解説していきます。

「1箱をどれだけコストを減らして作ることができるのか知りたい」「箱を作るときにコスト減らせるようにするにはどうすれば良いか知りたい」という方は、本記事を読むことでその悩みが解決できると思います。

形状のタイプを変更してコストダウン

形状のタイプを変化させるとどれくらい変わるのか、例として「キャラメル式箱」「底ワンタッチ式箱」「底組み式の3種類の箱で比較していきます。

底ワンタッチ式箱→底組み式箱でのコストダウンポイント

まず、「底ワンタッチ式箱」を「底組み式箱」に変えたときのコストダウンポイントについて解説していきます。

基本的には組み方は同じなのですが、ノリ付けする箇所が「底ワンタッチ式箱」は底部分とサイド部分であるのに対し、「底組み式箱」はサイド部分のみノリ付けするだけで完成します。 箱を大量に仕入れるときなどは、このノリ付けの箇所があるかないかで製作時の機械に通す回数が増え、かかるコストが大きくなるので、細かいところまでチェックすることが大切です。

キャラメル式箱→底組み式箱でのコストダウンポイント

次に「キャラメル式箱」を「底組み式箱」に変えたときのコストダウンポイントについて解説していきます。

ここでのポイントとしては、箱の展開寸法の大きさについてのコストダウンです。 キャラメル式箱と底組み式箱のノリ付け箇所の数は同じですが、天地の展開寸法がキャラメル式箱の方が大きくなっているため、底組み式箱に変える方が製作時のコストダウンを図ることができます。

以上のように展開寸法などの広げたときの大きさ、のり付け箇所の数など製作上での細かいところでの手間を少しでもなくしてあげるだけで、コストダウンにつなげることが可能なのです。

今回紹介した以外の箱には他のコストダウンポイントもあります。あなたが現在使っている箱または使おうとしている箱にもコストダウンポイントが隠れている場合もあるかもしれませんので、今回紹介した中にコストダウンにつながりそうな情報があれば、ぜひ参考にしてみてください。

サイズを変更してコストダウン

サイズを変更することで、箱だけでなく送料も安くなることがあります。 メール便などの一番安い配送方法で送れる箱にすることも視野に入れるとよいでしょう。

紙の厚さを変更してコストダウン

商品に対して、箱に使用している紙の厚さは適切かどうかを見直します。 必要以上に厚い紙を採用していることによって、箱代を上げている原因になっている可能性があります。

一般的に紙が頑丈で分厚いほど、紙代は高くなります。 箱の発注数量によりますが、1箱あたり数円の差が出ることもあるため、確認してみることをおすすめします。

表面加工を見直してコストダウン

表面加工技術には「UVニス加工」「プレスコート加工」などさまざまな種類があります。 必要のない加工を省いたり変更することで、コストが下げられるかもしれません。

主な表面加工の価格は、低いものから順に ニス、マットニス < ビニール引き < プレスコート < UVコート < フィルムラミネート であることが多いため、もし価格の高い加工を採用している場合には再検討をしてもよいかもしれません。 (業者によって異なる場合があるため、必ず確認してください)

耐水加工方法を見直してコストダウン

箱の耐水加工方法としては、紙の素材を耐水紙にするか、通常の箱に耐水プレスコートで加工するかになるかと思います。 耐水プレスコート加工とは、通常のプレスコート加工の耐水バージョンになります。 コストダウン面で考えると、耐水紙より耐水プレスコート加工の方がコストダウンになるでしょう。 また、耐水プレスコート加工の場合だとニスの効果もありますので箱の高級感も出すことができます。

オーダーメイドから既製品に切り替えてコストダウン

オーダーメイドで一からパッケージを作るのではなく、既製品のパッケージなどに自分でオリジナルのシールを貼ったり、ブランドロゴなどの箔押しを入れたりしてパッケージを作る方法などがあります。 ここでのコストダウンポイントは、無駄な在庫が出ないところにあります。

オーダーメイドの場合、大量に発注して余って無駄になってしまうこともありますが、既製品であれば小ロットの発注がしやすく、ロスを最小限に抑えることが期待できます。

発注先のパッケージ業者を変えてコストダウン

仕様面でのコストダウン以外になると、発注しているパッケージ業者を変えてしまうというのもコストダウンにつなげることが可能な場合もあります。 ここの業者じゃなくてはいけないという固定概念を捨てて、視野を広げてみることも大切なことかもしれません。

さいごに

今回はパッケージのコストダウンについてご紹介しました。 ほかの記事もぜひチェックしてみてください。

本記事を読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
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株式会社Cogane studio

Beaker media 編集部

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