最終更新:2024/08/10
化粧品の容器とパッケージ デパコスとプチプラの違い

「デパコス」「プチプラコスメ」という言葉はご存知でしょうか?
今回は、デパコスとプチプラコスメの違い、そして化粧品の容器とパッケージについて紹介していきます。
「デパコス」「プチプラコスメ」の言葉の意味
「デパコス」とは
「デパコス」は、デパートコスメを省略した言葉です。 デパートの1階、2階が主な販売場所になっていることが多いです。 各ブランドの販売スペースでは、美容部員と呼ばれるスタッフが商品の説明をしたり、お客さんに実際に化粧を施したりしながら商品を売っていきます。
具体的なブランドでは、ディオールやシャネルなどの外資系メーカーをはじめ、RMK、ジルスチュアートなどもデパコスに分類されます。 3,000円〜数万円の比較的高額な商品が多いことも特徴です。
「プチプラコスメ」とは
「プチプラコスメ」は、プチプライスコスメを省略した言葉です。 具体的なブランドでは、キャンメイク、マジョリカマジョルカ、セザンヌなどがあります。 ドラッグストアやバラエティショップなどで購入をすることができ、「ドラコス」と呼ばれることもあります。
400円〜2,000円程度が主な価格帯で、デパコスと比較するとかなり安価であることが印象的です。
プチプラコスメは10代や20代の若い女性が好むというイメージが強いですが、最近では年代を問わず人気があります。価格が安いだけでなく、品質にも優れているというポジティブな見方が多いです。
中身の違い
「デパコス」と「プチプラコスメ」とでは、配合されている原料や容器、パッケージに違いがあります。 それぞれ詳しく解説していきます。
原料が違う
原料が異なることで、使用感(テクスチャ)や機能の演出が異なってきます。
しっとり感やのびやどの使っている時の感触、ハリ感等の仕上がった時の使い心地、化粧品を使用して感じる事を使用感と言います。 原料には、非常に保湿力が高い原料、べたつかない上にさらにしっとりさせる原料、少しの量で乳化する事ができる原料など、大きな影響を使用感に及ぼす高い原料がたくさんあります。 しかし、このような高い原料は原料の価格が非常に高くなるため、安い価格の化粧品には使用しづらくなるのです。
原料自体が高いために、プチプラ化粧品には入れられないこともあります。 安い価格の化粧品では、使用する原料が少なく、選択の幅もが狭まってしまうので、使用感はどうしても似てしまうのです。
また、原料によって肌を美しくするための機能面も異なります。
パッケージ、容器が違う
高い価格の化粧品はパーツ数が多かったり、メッキを使ったりと容器自体のデザインへのこだわりが強い傾向にあります。 外箱のデザインまで凝っていたり、豪華なものもあります。 低い価格の化粧品では、原料だけでなくパッケージや容器にかけるコストも抑えていることが多いです。
化粧品のパッケージを作るポイント
人々の心を動かすパッケージデザインを作るには、どのような事に注意すれば良いのでしょうか? ここでは2つのポイントを紹介していきます。
ターゲット層に合わせたパッケージデザイン
ターゲットによって好みの傾向を調べることが大切です。 日頃からインターネットやSNSなどでリサーチしておくのが良いでしょう。
パッケージの形と素材を選ぶ
ここでも、ターゲットに合わせて、どのような形が好みなのか、どういった物が流行っているのかをリサーチする必要があります。 ネット上でアンケートを取ってみるなどのやり方もあるでしょう。 人は第一印象が見た目が9割と言いますがこれは商品にも言えることです。 初めて見た時に、魅力的に感じてもらえるような形や素材である事がパッケージデザインを考える時にとても重要になります。
まとめ
デパコスとプチプラ化粧品の違いや、パッケージデザインを考える時に大切な事についてお話しました。
ぜひこの記事を参考に素敵な化粧品を作ってください。
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