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最終更新:2024/07/01

整肌用化粧品をOEMで作る方法

整肌用化粧品をOEMで作る方法

毎日のスキンケアに欠かせない整肌化粧品。整肌化粧品と一言で言っても、様々な種類のものがあります。この記事では整肌化粧品の製作を考えている人向けに化粧品の種類や原料について、OEMする際の流れやポイントをまとめました。

 

  • 整肌化粧品のOEMを考えているけど、どのようなものが作れるのか
  • 整肌化粧品のOEMの流れを知りたい
  • 整肌化粧品のOEMのポイントとは

 

悩んでいる方のために下記の記事で解説していきたいと思います。

 

整肌化粧品とは

皮膚に水分や保湿成分を補給し、皮膚をみずみずしく保つための化粧品です。化粧水や美容液、パックなどがあります。

化粧水

主成分…保湿成分/助剤…エタノール、収れん材、油性成分

皮膚に水分や保湿成分を補給し、保湿効果を高めて皮膚のモイスチャーバランスを保つ働きをします。

化粧水の種類

  • 柔軟化粧水

一般的に化粧水と呼ばれるものです。

保湿成分が角層に水分を与えて皮膚を柔軟にし、うるおいのある肌を保ちます。

  • 収れん化粧水

皮脂や汗の分泌を抑え、皮膚をひきしめます。

エタノールを含んでいるため使用感はさっぱりとしています。

  • ふきとり化粧水

クレンジングクリームやマッサージクリームなどを使用した後の皮膚に残った油分の拭き取りや、余分な角質をとる為に使用します。

美容液

主成分…保湿成分/助剤…水溶性高分子、有効成分

美容液は化粧水と比べると粘度が高いものが多く、保湿機能の他にクリームや乳液のような肌を柔軟にする機能を持っています。肌荒れを防ぐ薬用タイプや、シミ・ソバカスを防ぐ美白タイプ、ハリツヤを保つエイジングケアタイプなど様々な機能をもった美容液があります。

一般的に訴求成分を多く配合し、効果・効能が高い化粧品のことを指しますが、スキンケア化粧品につける種類別名称はメーカーの自由となっています。そのため美容液の定義として訴求成分の配合量が決まっているわけではありません。

フェイスパック

主成分…保湿成分/助剤…皮膜形成高分子

フェイスパックは一定時間皮膚を皮膜状に覆うことで水分の蒸発を防ぎ、皮膚にうるおいを与える化粧品です。また、吸着作用によって皮膚の汚れや古くなった角質を取り去ります。

保湿効果を重視したもの、美白効果を持つものなどいろいろな用途のものがあります。

フェイスパックの種類

  • シートマスク

保湿や美白など商品によって訴求ポイントが異なります。

様々な商品から肌悩みに合わせて使用することができます。

  • ピールオフマスク

ピーリングなどの作用があり、不要な角質を取り除くことができます。

フェイスパックは効果だけでなく、素材や形状も様々なものがあります。

代表的な素材としては肌に優しいコットン素材、美容成分を固めたハイドロジェル、植物由来の原料に酢酸菌の一種であるナタ菌を植え付け、培養発酵することにより作られたバイオセルロースなどがあります。

また形状も立体構造のない2Dタイプ、人間の顔に合わせた立体構造のある3Dタイプ、顔の上半分と可半分で分割されたセパレートタイプなどがあります。さらに目元用、口元用など部分用パックもあります。

フェイスパックを作る際は上記のような点を参考にしながら商品コンセプトに合ったものを採用することが大切です。

 

オリジナルの整肌化粧品を作るには

上記の事を踏まえたうえで、オリジナルの整肌化粧品を作るにはどうしたらよいでしょうか。ここからは商品開発の流れを解説していきたいと思います。

コンセプトの決定

まず初めにすべき事は、商品コンセプトの決定です。

  • どういう人がターゲットなのか(年齢層、性別)
  • 作りたい商品
  • ブランドイメージ
  • 販売方法
  • 予算

など具体的に使う人やシーンを想定し、それに合わせた商品展開、販路を用意する必要があります。また、どんな種類の化粧品を作りたいのか検討する必要があります。例えばスキンケア製品であれば化粧水、美容液、乳液などラインで揃えるのか、ひとつの商品に絞るのかによっても予算や販売方法が異なってきます。

化粧品OEM会社への依頼

具体的なイメージが固まったら、化粧品OEM会社に相談してみましょう。

オリジナルの化粧品を自社で研究開発から始める事は困難です。そんな時に頼りになるのが化粧品OEM会社です。化粧品OEM会社では試作から製造、容器の手配など化粧品づくりを1からサポートしてくれます。

 

化粧品OEMの流れ

①打合せ、企画

まずは打合せで希望やコンセプトなどをヒアリングし、どのような商品を作りたいか伝えます。そのうえで商品として成果が出るように具体的な相談にのってくれます。ロット数、コンセプト、販売ルート、希望の配合成分など細かな要望まで伝えましょう。

②試作

打合せの結果をもとに、開発チームが最適な処方、成分を検討し試作を行ってくれます。使いやすさや安全性などに配慮しながら、何度か試作を重ねます。試作は基本的には無料ですが、高価な原料を使用する場合などは費用が掛かる場合があるので注意が必要です。

③資材選定、デザイン

商品やブランドのイメージに合った容器やパッケージデザインを選びます。デザインは化粧品OEM会社のデザイナーの方に頼んで製作してもらうことも可能です。ロット数やコストを調整して、最適な容器を選びます。

④見積、契約、発注

予算に合わせて品目、仕様、生産方法、数量、納期などの見積もりを出してもらいます。

その後双方の合意が得られれば契約、発注となります。

⑤製造

原料や資材などの手配ののち、商品を製造してもらいます。その際薬事法や景品表示法に沿って必要な手続きを踏みながら製造していきます

⑥検査、品質チェック、納品

製造後、品質に問題がないかどうか安全性試験を行います。基準をクリアしているか検査を行った後、指定した場所まで納品してくれます。

 

化粧品OEM会社の選び方

化粧品OEMの流れをつかんだところで、ではどのようなOEM会社に依頼をするべきなのか。下記にまとめてみました。

得意な商品は何か

化粧品OEM会社によっては、製造できない種類の化粧品があります。また会社にもそれぞれ得意分野があります。製造できる場合にも過去の実績があった方が安心して依頼することができます。作りたい化粧品の種類や配合したい成分が決まっている場合には一度OEM会社に確認してみると良いでしょう。製造工場によっては取り扱っていない原料がある場合があるので、注意が必要です。

予算、対応ロット数

商品の販売価格と予算の検討をしてOEM会社に相談すると、予算内でどの程度の化粧品が製造できるのか具体的に提案してもらえます。特に初めて化粧品を作る場合には、在庫を抱えるリスクなどを考えると小ロットで始めたいと思う方が多いのではないでしょうか。化粧品の種類やOEM会社によって最小ロットが異なるので、心配な場合は小ロットから対応可能なところを探しましょう。

信頼できる会社か

商品やブランドのコンセプトを化粧品会社ときちんと共有できるかどうかが、思い通りの化粧品を作るための重要なポイントです。商品が完成するまでには何度か試作を重ねてイメージする化粧品に近づけていきます。その時に改善点や要望などを的確に伝える必要があります。そのためにも、しっかり顧客の希望や要望を聞いてくれる会社を選びましょう。

 

まとめ

この記事ではOEMできる整肌化粧品の種類と特徴や原料についてまとめ、OEMの流れ、OEM会社を選ぶ際のポイントについて解説してきました。商品を開発するにあたって販売価格や原料やパッケージのデザインなど、OEMする際に決めなければいけない事はたくさんあります。

現在は様々な種類の整肌化粧品が販売されており、それぞれにメリットとデメリットがあります。どのようなことを訴求したいのか明確にして、OEM会社に依頼することがポイントです。

OEMを検討されている方はぜひ一度、化粧品OEM会社に相談されることをおすすめします。

 

この記事を書いた人
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株式会社Cogane studio

Beaker media 編集部

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