最終更新:2024/08/08
訂正シール・ラベルを作るには?
![訂正シール・ラベルを作るには?](https://images.prismic.io/beaker-media/ZrRbuUaF0TcGIxQ0_%E8%A8%82%E6%AD%A3%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%98%E3%82%99%E3%83%AB%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B.png?auto=format,compress&rect=0,0,768,432&w=768&h=432)
せっかく印刷したポスターに誤字脱字を見つけた!ポスターに去年の日付が入っているけど内容は同じなので日付だけ直して使いたい! オフィスを移転したけど、引越し前の住所が印刷された封筒等がまだ残っていてもったいない!など、印刷物を制作した後にちょっとした修正が必要な場面はありませんか? そんなシーンで活躍するのが、訂正シールです。シールを直したい箇所に上から貼るだけで、刷り直すより簡単に内容を修正することが可能です。 この記事では訂正シールの概要や、作り方や素材についてを解説していきます。
訂正シール・ラベルの概要
訂正シールとは、部分的に内容を修正するために印刷物の上から貼る、小さいシールです。 普通のシールをそのまま貼ると下の文字が透けますので、透け防止のために訂正用のグレーの糊が用いられます。 種類も様々で、修正したい文言をあらかじめ印刷したものや、上からペンで書き込んで修正したり文言を消すために使われる、無地の訂正シール等があります。 修正だけでなく、パッケージやポスターにQRコードなどの情報を後から追加するという時にも、訂正シールと同じ方法で作られたシールを使う場合もあります。
訂正シール・ラベルと刷り直し
修正シールを作るためにも別途コストがかかりますし、印刷所に入稿するためのデータを作る必要があります。 また、人の手によるシール貼り作業が発生しますので人手も時間も余計にかかります。 印刷ミスで修正が必要になった場合、ミスの内容や範囲によっては、元データを修正し刷り直した方が安く済む場合もあります。 ミスが発覚した時は焦ってしまうかと思いますが、冷静に納期やコストを比較した上で、訂正シールを作るのか印刷物自体を刷り直すのかをよく検討しましょう。
訂正シール・ラベルの製作方法
訂正シールは、通常のポスターのように印刷所にデータを入稿し製作します。 フルカラーでの印刷や変形も対応可能で、ラミネートによるツヤやマット加工などの仕上がりも選べべます。 製作の流れは普通のシールと変わりませんが、1番の違いは粘着面の糊がグレーであることです。 グレーの訂正シール専用糊を利用することで、シールを貼った下地の文字が透けて見えることを防ぎます。
手作りする場合
急ぎであったりコストを限界まで抑えたい場合、訂正シールを手作りすることも可能です。 家庭用のプリンターでシール用紙に印刷し、ハサミなどで小さく切り取り修正したい箇所に貼れば、訂正シールとして利用ができます。 しかし、シールを小さく切る作業が手間ですし、切り取った小さいシールを台紙から剥がす作業も大変です。 コストは安く済みますが、仕上がりのクオリティを考えると、印刷所に注文した訂正シールの方が優れている点が多いでしょう。
訂正シール・ラベルの素材
手作りする場合
訂正シールに使われる素材には、いくつか種類があります。 素材によって色味や質感、特徴が異なりますので、下地となる印刷物との相性も考慮した上で訂正シールの素材を選ぶ必要があります。 ここで、訂正シールに使用される主要な素材を紹介します。
アート紙
訂正シールの糊面は下地が透けないようにグレーの色が付いていますので、下地となる印刷物と紙の色を合わせても、微妙に色味は違って見えます。 その中でも光沢があり色味やベタが綺麗に表現できるアート紙は、比較的印刷物の再現性が高い素材です。
上質紙
上質紙は、他の素材と比べると安く訂正シールを製作できる素材です。 光沢はなく、表面にコーティングなどの加工がされていないので筆記が可能で、ボールペンなどで修正したい文言を直接書き込むことも可能です。 耐水性はありませんので、水濡れや結露には注意が必要となります。
合成紙
資材自体に耐水性があるため、耐水性を必要とする下地への訂正シールとして用いられるのが、ユポなどの合成紙です。 素材は水濡れに強いですが、濡れることで糊の粘着力が落ちる可能性はありますので、びしょ濡れになるような部分に貼る場合は事前に耐水性についてはテストをしておきましょう。 また、耐水性の違いにより屋内用と屋外用で用途を分けている印刷所もありますので、注文前に確認しましょう。
訂正シール・ラベルの注意点・ポイント
訂正シールを作る際にはいくつか注意が必要なポイントがあります。 忘れてしまうと、注文した訂正シールが使い物になりませんので、どんなに焦っていても入稿前にしっかりと確認しておきましょう。
訂正シールの色を合わせる
訂正シールに使用される糊は下地の文字が透けないようにグレーの色ですので、下地と全く同じ色にすることは難しいですが、あまりにも違う色だと訂正シールが浮いてしまいます。 訂正シールの色と、シールを貼る下地となるポスター等の色は可能な限り近づけましょう。 色味を合わせても印刷面がシールの完成サイズとぴったり同じサイズだと、裁断時にズレて白い枠ができる恐れもあります。 入稿データには、完成サイズより外側に3ミリほどはみ出した「塗り足し」部分を忘れずに作る必要があります。
サイズ感に注意
訂正シールが大きすぎると、貼った時に修正したい部分をはみ出して修正する必要がない部分まで覆い隠してしまいます。 せっかく製作した訂正シールなのにそれでは使い物にならず、注文した意味がありません。 訂正シールのサイズ感は修正部分がギリギリ収まる大きさになるよう、十分に確認しましょう。
文字の配置
裁断時にズレて切れてしまう可能性があるため、印刷物の外側ギリギリに文字やデザインを配置することはできません。 訂正シールのサイズは修正したい部分に合わせる必要がありますが、その上で文字の配置を考えて、修正したい部分より上下左右に数ミリだけ大きく作りましょう。
製作枚数
完成した訂正シールは最終的に、手作業で印刷物に貼られることとなります。 人の手による作業なので貼り間違う可能性もあり、必要な枚数ちょうどしか用意しなかった場合は途中でシールが足りなくなる恐れがあります。 間違えた時に備えて必要枚数よりは多めに発注しておけば安心です。
訂正シール・ラベルの費用
訂正シールの製作には、どのくらいのコストがかかるのでしょうか。 本来修正が必要なければ不要なものですので、なるべくコストは抑えたいものですね。 一例として裏が透けないグレーの訂正専用の糊で発注した場合、光沢紙、アート紙で100部2219円〜 屋内用の耐水性のある合成紙で100部2723円〜となります。(参考:ラクスル) 素材や印刷方法、糊の種類によりコストは異なりますので、使用する場所や下地との組み合わせでベストなものを選びましょう。
まとめ
誤字脱字の修正、情報の追加や削除など、印刷物のちょっとした修正に便利な訂正シール。 もちろん、印刷物は後から修正をしないことがベストですが、どうしても修正が必要になる場面もあるでしょう。 安価ではありますがコストがかかるものですし、訂正シールの入稿データを作り注文してでき上がったものを貼る手間も考えると、刷り直しの方が早いこともあります。 また、印刷所からの納品を待てないほど急ぎの場合は、シール紙を買ってきて自分のプリンターで手作りすることも可能です。 修正し印刷し直すのか、訂正シールを上から貼るのか、はたまた手作りか印刷所か。自分にとってベストな選択を検討し、訂正シールを上手に使ってください。
資料請求・お問い合わせを増やす方法
資料請求・問い合わせを増やすためには、企業がどんな事業をしているのかを知ってもらうことが重要です。Beaker mediaの企業情報掲載サービスでは会社の事業内容や特徴、取得免許や対応ロット数などを掲載し、化粧品・健康食品に専門性の高い多くのユーザーへ会社情報を発信することができます。
Beaker mediaで会社情報を掲載しませんか?
Beaker mediaで会社情報を掲載するメリットは以下の通りです。
- 業界特化型メディアでの露出増加
- 化粧品、健康食品原料の専門分野でのターゲットリーチ拡大
- 企業情報や製品の逐次更新が可能