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最終更新:2024/06/25

健康食品OEMの商品を広めるマーケティングは何がある?

健康食品OEMの商品を広めるマーケティングは何がある?

健康食品OEMで製造した商品を世に広めるためには、適したマーケティング方法を見つけることが必要不可欠です。自社に経験豊富な人材がいなくても大丈夫なよう、まずはマーケティングに関する基礎知識を抑えておきましょう。

健康食品OEMの商品を広めるには

そもそも健康食品と一般の食品では、消費者の認識に違いがあります。食品に対するマーケティング方法だけでは、正しく消費者に伝わらないことを覚えておきましょう。健康食品の購入を検討している消費者は、何らかの症状や身体に関する悩みを抱えている方々です。既に傷む部分があるのかもしれませんし、睡眠不足やイライラなどのストレスを抱えている可能性もあるでしょう。そんな消費者にとって、「本当に効果があるのか」や「身体に悪い成分は入っていないのか」などは見逃せないポイントとなります。いかに安心安全か、または悩みに即した製品なのかは、どこよりもPRするべき点といえるでしょう。

また、どれだけ効果を謳った製品でも、実際に摂取してみないことにはその良さが分からない……という方も多いでしょう。そういった方が特に目にするのが「口コミサイト」です。著名人のPRなどではなく、純粋に同じ状況にある消費者の声を知ることで、より安心して購入できるのです。そういった意味では、摂取の前と後で違いが分かりやすい美容系製品などについて、SNSでのPRも有効だといえるでしょう。特に肌荒れ改善やダイエット製品などは、どれだけ効果が表れたのかが購入の鍵となります。女性の場合は生理周期と関連して悩みも変化するため、生理管理アプリ等との紐づけも有効です。

一方で、高齢者の場合は未だスマートフォンやPCを持っていないことも多く、販売店舗に出向いて自分の目で製品を見極めている方が多いでしょう。テレビCMなどで健康食品を見かけ、実際には同じ悩みにアプローチできる別の製品を購入していた……というケースも見られます。実店舗でどれだけ目を引くか、効果や飲み方がどれだけわかりやすいかなどが購入のポイントとなるのです。

健康食品OEMのマーケティング方法

現在一般的とされているマーケティングには、大きく分けて2種類の方法があります。それぞれの特徴と健康食品OEMにおける役割について確認し、自社にとって最適な方を選択しましょう。また、それぞれのマーケティング方法の他にも、店舗販売や通信販売、卸売りなどさまざまな販路を決定しなければなりません。広告の種類によってはコストも変わってくるため、長期的な視点で検討してみてくださいね。

BtoCマーケティング

BtoCマーケティング、あるいはB2Cマーケティングと呼ばれる方法は、「Business to Consumer」の頭文字をとったものです。つまり、顧客に直接PRしていく方法のことで、消費者にとってもっとも身近であるといえるでしょう。具体的なものを挙げると、テレビCMやSNS・動画広告、顧客に対するダイレクトメールなどがあります。生活の中で目にすることが多く、気軽に情報を得られるのもメリットの1つです。

また、BtoCマーケティングにはPRから購入までのスパンが短いという特徴があります。いわば消費者の第一印象で、購入の是非が決まってしまうといっても過言ではないでしょう。パッケージデザインはもちろんのこと、販路や売り出し方も工夫する必要があります。

BtoBマーケティング

BtoBマーケティングは、「Business to Business」の略語です。消費者を対象としているBtoCマーケティングに対し、BtoBマーケティングは企業に対するもの。完成した製品のみをPRするのではなく、原料や知識、設備等を売り込む際にも使われます。企業に製品等を売り込むということは、将来的に新たな顧客を獲得するということです。しかしBtoCマーケティングと大きく異なるのは、購入までの期間が長いということ。関わる人数も多くなり、より戦略的なアプローチが必要となるのです。

健康食品OEMのメーカーを選ぶには?

健康食品OEMを検討する際、どのメーカーを選べばよいのかという点は多くの企業が頭を抱えるポイントでもあります。それぞれのメーカーで得意な製品タイプが異なることもあり、製造を依頼する製品タイプと相違がないかどうかも注意しておきましょう。

どんな製品が得意なのかで決める

OEMメーカーを視察する際は、工場のラインや今までの受注実績がどんな製品タイプに偏っているかを確認しましょう。別途新しいタイプの製品を依頼するよりも、これまでの実績があるタイプの方がコストもかからずに済みます。既に知識が入った状態でプロジェクトが始動するため、物事がスムーズに進みやすいのもメリットといえるでしょう。

また、製品の形状だけでなく、「どんな消費者を想定しているか」といった点も確認しておきたいポイント。高齢者向けの健康食品を多く担っているのか、はたまた若い世代向けの美容系健康食品を主に扱っているのかでは製品の内容に大きな違いが出てくるはずです。

地元に根強いメーカーを選ぶ

依頼側企業とOEMメーカーが同じ地元にあり、その土地ならではの原料を使うなどすれば製品のアピールにもなります。各自治体では「地産地消」と題して地元食材の消費を促進しているところも多く、それぞれの取り組みに協力する形での販売が可能となるでしょう。

また、高齢化が進むなどして地元メーカーが危機に陥っている場合、手を取り合って危機を脱却するきっかけにもなります。製品がヒットすれば社員として若者を雇用する機会も増え、地元を活気づける未来も期待できそうですね。

「保健機能食品」の製造が可能かどうか

さらに、健康食品OEMのメーカーの中には、基準値が決められている「特定用途食品」や「栄養機能食品」、「特定保健用食品」の製造を得意とするメーカーも多数存在しています。消費者にとっても安心して摂取しやすい製品といえるため、これらの製造を検討する場合は特化したメーカーを選ぶことをおすすめします。

「特定用途食品」とは、乳児・妊産婦・授乳婦・嚥下機能の弱い方・病気に罹患している方などを対象とした健康食品です。一般的な食事をとることができず、必要な栄養素が不足しがちな方向けに作られており、それぞれの状態に合わせてペースト状やドリンクなど幅広い形状の製品があるのも特徴です。

続いて「栄養機能食品」は、あらかじめ決められた栄養成分を補給する目的で作られた食品のこと。n-3系脂肪酸や6種類のミネラル、13種類のビタミンを基準値内の成分量で含んでいるものを指します。

そして「特定保健用食品」は、一般的にも広く普及している「トクホ」のこと。どのような成分が入っていて、さらに身体機能がどうなるかといった内容を記載できるものを言います。おなじみのマークが記載されるため、消費者にとっても安全性がわかりやすくなりますね。商品ごとに許可を得る必要があり、安全性や有用性が認められなければ販売に至りません。

まとめ

せっかくの良い製品でも、マーケティングに注力しなければ多くの人の目に留まることはありません。健康食品OEMを上手く活用し、委託側の企業は開発やマーケティングに力を入れていきましょう。それぞれのマーケティングを試しながら、自社製品に合った方法を見つけてみてくださいね。

この記事を書いた人
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株式会社Cogane studio

Beaker media 編集部

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