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最終更新:2024/07/25

百貨店の美容部員になるには?

百貨店の美容部員になるには?

美容部員として働くにはどうすればいいのでしょう。百貨店で働くのか、小売店で働くのか、働き方も多種多様です。同じブランドでも、待遇が変わる事も変わります。

・メーカーでの採用

・百貨店での採用

・派遣社員

この記事では、百貨店で働く美容部員にフォーカスしてお話ししていきますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

美容部員の仕事

美容部員の仕事は具体的にどんな仕事なのでしょう。美容部員になる方法とともに、紹介していきます。

美容部員になるには

美容部員になるには、国家資格などの資格は必要なく、美容部員の採用試験に合格さえすれば、未経験でもできる仕事です。高校、大学を卒業し、美容部員として採用された後、化粧品メーカーや百貨店などで研修を受け、メイクや接客の技術や知識を身につけます。メイクの専門学校やスクールに通い、メイクの知識や技術をある程度身につけた状態で就職する方法もあります。美容部員の仕事は、接客や商品知識、タッチアップの技術(メイクアップ)など、求められる技術が多岐に渡るため、研修に力を入れる企業が多いようです。また、就職してからも、技術や知識のスキルアップのために、専門学校やメイクスクールに通う人もいます。

所属するメーカーや店舗によって、下記の呼び方で呼ばれます。

・ビューティーアドバイザー(BA)

・ビューティーカウンセラー(BC)

・ビューティーコンサルタント(BC)

・化粧品販売員

美容部員の仕事内容

化粧品といっても、基礎化粧品やメイク用品など、さまざまなものがあります。美容部員の仕事は、お客様の要望を聞き、要望に沿った商品を紹介したり、プラスアルファの提案をします。自社商品を使用したスキンケアやメイク方法のアドバイスも行います。化粧品を手の甲に出して、香りや使用感を確かめてもらうことを「ハンドデモ」と呼びます。カウンセリング、提案、タッチアップ・ハンドデモの流れが美容部員の「接客」の基本です。接客や販売だけでなく、化粧品の会計、陳列、検品・在庫確認・発注などのバックヤード業務、売場清掃などもあります。基本的に立ち仕事がメインとなるため、体力も必要となる仕事です。

美容部員の雇用形態

・正社員

・契約社員

・アルバイト、パート

上記の3つに分かれます。

雇用形態はさまざまで、契約社員やアルバイトでの採用が多く、正社員になれる人数は少数です。特に中途の正社員採用は狭き門です。契約社員やアルバイトでも、顧客が増え、売り上げに大きく貢献していることが認められれば、正社員として雇用されることもあります。

正社員の美容部員

国内の多くの大手化粧品メーカーは、毎年正社員の新卒採用を実施しています。学歴は「高卒」でも受けられることもありますが、「専門学校卒」や「短大卒」以上の場合もあります。新卒採用であれば、スキルや専門知識がなくても問題ないので、美容部員を目指している人は、このルートを辿るのがスムーズといえるでしょう。大手化粧品メーカーは、全国に直営店や販売店があるため、美容部員の採用人数も比較的多いです。しかし、正社員の採用人数は少ないということは覚悟しておいた方がいいでしょう。

契約社員の美容部員

美容部員として働く人の雇用形態で、多いのは契約社員です。華やかなイメージの仕事ですが、現実は立ち仕事であることの体力的なキツさや、ノルマや目標の存在などの厳しい面もあります。接客や販売のお仕事特有の人間関係も、スキルが必要となるでしょう。そのため、早期に離職してしまう人も多い仕事です。すぐに辞められてしまうと、企業にとっては痛手となるため、まずは契約社員として採用し、様子を見るという企業が増えています。特に外資系の化粧品メーカーは契約社員からの採用が多い傾向があります。

給与は正社員よりはやや低めの水準となっていますが、ボーナスの支給はされることもあり、正社員と大きく変わらないかもしれません。契約社員は雇用期間が定められているため、将来の不安も感じやすいですが、企業側は「正社員登用のステップ」と考えているところも多いです。少しずつ実績を残し、正社員切り替えのチャンスを掴みましょう。

アルバイト、パートの美容部員

アルバイトやパートも、他の社員と仕事内容は変わりません。お客様から見ると、アルバイトも正社員も同じスタッフなので、そのお店の顔として責任を持って仕事に取り組む必要があります。勤務日に関しては他の雇用形態よりも融通が効く反面、給与は時給ということもあり、低くなりがちです。待遇も、正社員や契約社員に比べると良くないこともありますが、自由度は高いので、子育て中や他にもやりたいことがある人などにはいい条件である場合もあります。

百貨店で美容部員として働く3つのルート

美容部員の働き方

美容部員とは、化粧品メーカーの社員で、メーカーから派遣されて、百貨店や化粧品専門店の化粧品コーナーで働きます。そのため、基本的には化粧品メーカーが求人を出し、正社員または契約社員やアルバイトという形で雇用します。しかし、人気ブランドで、百貨店側がどうしてもそのブランドを化粧品コーナーに置きたい場合や、売上がそこまで高くない百貨店で、化粧品メーカーを優遇せざるを得ない場合、百貨店側が美容部員を用意することもあります。

化粧品メーカーは店長のみを用意し、他のスタッフは百貨店側が用意するといったケースもあります。その場合、同じブランドにいても、雇用元が別の会社になり、店長の上司は化粧品メーカーの営業で、他のスタッフの上司は百貨店にいるという状態になります。

化粧品メーカー採用の美容部員

化粧品メーカーで採用されるには、ブランドから出ている求人に応募します。その中でも必ず百貨店で働きたいという希望があるなら百貨店でしか取り扱いのないブランドの中から選ぶといいでしょう。

求人によっては勤務地に

・「百貨店」

・「百貨店のある住所」

・「店舗名」

が記載してある場合もあるので応募する前に確認しましょう。

化粧品メーカーの美容部員になるメリットは、待遇がよいことで、その中でも正社員採用であれば、給与やボーナスなど他の採用方法に比べて安定しているケースが一般的です。有給や産休、育児休暇などの福利厚生が充実している場合が多いでしょう。化粧品メーカーの正社員として働くと、店長やチーフへの昇格もあり、将来的には本社勤務の可能性もあります。

ただ、化粧品メーカーの求人は人気の職種であるため、倍率も高くなりがちです。「正社員登用制度あり」などの契約社員も視野に入れ、将来の目標に向けて道を作っていくことも選択肢の一つでしょう。

百貨店採用の美容部員

化粧品メーカーの募集がなく、百貨店では募集しているという場合は、求人に応募してみるのもいいでしょう。百貨店の美容部員も、メーカーの美容部員と仕事内容は変わらないので、メイクや新商品などの研修には参加することができます。百貨店採用の場合は、他のブランドに移動になる可能性もあるので、ブランドにこだわらずに美容部員として働きたいという人にはおすすめです。あくまでも百貨店に採用されているため、ブランド内でのキャリアアップができないことが難点です。

給与や待遇も化粧品メーカーより劣る場合が多いので、キャリアを築いていきたい人は、化粧品メーカーの美容部員を目指しましょう。

派遣会社に登録する美容部員

派遣会社では、外資系有名ブランドをはじめ、国内の人気ブランドも、美容部員募集の求人をよく見かけます。派遣社員は条件を提示できるので、勤務地を「百貨店」に限定して希望が出せます。契約期間があるので、期間ごとにさまざまなブランドで働けることが魅力の一つです。ただし、継続したいと考えていても、企業側の都合で継続してもらえないこともあるので、不安定な面もあります。派遣社員は、仕事ができることが前提で雇用されているケースが多いので、研修も最低限になってしまい、商品知識やスキル面でも不安なまま、現場で仕事をしていくこともあるでしょう。

まとめ

百貨店の美容部員として働く方法はさまざまです。キャリアアップを目指すのか、自由に働きたいのかによって働き方が違います。美容部員として長く勤めたいのであれば、化粧品メーカーの正社員採用を目指してみてください。

この記事を書いた人
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Beaker media 編集部

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