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最終更新:2024/07/01

化粧品OEMでプロデュースコスメを作るポイント

化粧品OEMでプロデュースコスメを作るポイント

コスメの製造販売を最初から手掛けるのは大変です。

しかし、OEMでコスメをプロデュースすれば、短期間で結果を出すことができます。

この記事では、インフルエンサーと共同でおこなうプロデュースコスメのOEM生産について解説します。

インフルエンサーとは

インフルエンサーとは、多くの支持者やファン(フォロワー)をもつ発信者のことです。

主にソーシャルメディア(SNS)での情報発信によって、フォロワーだけでなく世間にも大きな影響を与えます。

影響や感化、効果作用を表す「Influence」が語源で、インターネットの消費者発信型メディア(CGM)で、他の消費者に大きな影響を与える人たちです。

SNSプラットフォームの種類

インフルエンサーが発信しているソーシャルメディア(SNS)は時代とともに変化しています。

大きな変化は配信形態で、テキストから画像、動画へと変遷しています。

現在インフルエンサーが存在している主なSNSは

  • YouTube
  • Twitter
  • Instagram
  • TikTok

の4種類です。

インフルエンサーはフォロワーの多さで分けられる

インフルエンサーはフォロワーの多さで分けられています。

一般的にフォロワー数が多くなれば、影響力は大きくなりますが、フォロワーとの距離が遠くなり交流は薄くなります。

トップインフルエンサー/メガインフルエンサー

フォロワー数100万人以上のインフルエンサーです。世界中にフォロワーを持ちます。

情報のリーチや影響力は非常に大きい反面、エンゲージメントは低くなります。

ミドルインフルエンサー/マクロインフルエンサー

フォロワー数10万人以上のインフルエンサーです。

影響力、エンゲージメントともにトップインフルエンサーとマイクロインフルエンサーの中間になります。

マイクロインフルエンサー

フォロワー数1万~数万人のインフルエンサーです。

トップインフルエンサーに比べてリーチは低くなりますが、フォロワーとの距離が近くエンゲージメントは高いのが特徴です。

ナノインフルエンサー

フォロワー数千~1万人未満になります。

フォロワーとの密なやり取りがあり、エンゲージメントはほかのインフルエンサーに比べてずっと高くなります。

 

インフルエンサーコスメをプロデュースする

インフルエンサーとコスメを開発するとどのようなメリットがあり、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

インフルエンサーコスメの3つのメリット

影響力の高さを活かしてブランドを広められる

インフルエンサーは特定のジャンルに特化した発信をしています。

1日に複数回更新していることが当たり前で、同じ趣味嗜好や考え方をもつファンを抱えているため、その影響力は強力です。

そのジャンルにあった内容であれば、大きく広めることができます。

トレンドを押さえた商品企画が可能

インフルエンサーは情報発信だけでなく、最先端の情報やトレンドのリサーチにも熱心です。

情報感覚やセンスに長けた人が非常に多く、マーケティングセンスがいいともいえます。

彼らのセンスを活用すれば、トレンドに合った受けのいい商品開発が可能です。

ヒット商品を生み出す近道

インフルエンサーが好きなものやいいと感じたものは、フォロワー達も同じ感想を持つ可能性が高くなります。

SNSで話題になった商品は、少し遅れてテレビや雑誌などほかのメディアでも取り上げられることになるため、ヒットにつながります。

インフルエンサー起用の4つの注意点

フォロワー数は絶対ではない

SNSのフォロワーは買うことが出来るので、影響力があるように見せるために水増ししている人もいます。

フォロワー数だけでなく、活動実績やフォロワーの属性、交流内容、過去のPR実績を確認して、実力を判断するようにしましょう。

支持層の確認

自分のプロデュースする商品を買ってくれそうなフォロワーがいるかも大事な要素です。

インフルエンサーの支持層、フォロワーの性別や年齢層を把握して、ターゲット層にあった商品を企画しましょう。

発信内容に合わせた商品にする

インフルエンサーの発信内容と、展開したい商品(ブランド)のイメージが噛み合わないと、フォロワーは違和感を覚えて離れてしまいます。

普段そのインフルエンサーがどのような情報を発信しているのかを考えて、商品の企画を立てることが最も重要です。

企業との関係を公表する

企業との関係を公にせず商品についての投稿をすると、ステルスマーケティングといわれてしまう危険性があります。

これはフォロワーの信用を失い、ブランドを大きく傷つける結果に繋がる行為です。

あらかじめインフルエンサーと企業の関係性を明らかにしておきましょう。

プロデュースコスメのポイント

コスメにはいろいろなものがありますが、どのようなコスメでもプロデュース可能です。

特にインフルエンサーとプロデュースするのにオススメのコスメの種類は3種類あります。

プロデュースできるコスメの種類

  • スキンケアコスメ

皮膚を健康で清潔に保ち、肌を整えることを目的とするコスメがスキンケアコスメです。

洗顔料(洗顔用化粧品)、化粧水、美容液、乳液、クリームといった製品があります。

基礎化粧品ともいわれ、参入が容易ですので最初の商品にするのに向いています。

  • ヘアケアコスメ

シャンプー・トリートメントをはじめ、ヘアマスク・オイルなどがあります。

美容師や美容院がプロデュースをするサロン系の製品も多いです。

  • 医薬部外品コスメ

ハードルは高いですが、化粧品より効能・効果を訴求できるものが多いです。

美白や育毛、敏感肌やアンチエイジングなどがあげられます。

コスメプロデュースの注意点

薬機法(旧薬事法)について

薬機法は医薬品や医療機器の製造や販売について定めた法律です。

医薬品や医療機器だけでなく、医薬部外品、化粧品、健康食品にも薬機法の規制を受けます。

事業としてコスメを取り扱う場合は、最低限の知識を学んでおかないと、知らずに法を犯してしまう危険があります。

ラベルや箱への表示義務

化粧品は、雑貨品などとは違い直接人体に使用するものなので、消費者に分かりやすいように、また誤解が生じないようにボトルや箱に表示する内容が定められています。

例えば、販売名や商品説明・製造販売業者・製造番号(ロット)・注意事項など製品に関する情報の表示が必要です。

販売時に困らないためにも、これらの表示義務について正しい知識を習得しておきましょう。

製造販売の許可

化粧品の製造や販売は、行政の許可を受けた企業だけがおこなえます。

「製造販売業」を取得しているOEM会社に業務委託をすれば、免許なしでコスメを企画・販売できます。

自社ブランドの化粧品を企画して販売し、生産だけを製造業の許可のある国内工場に委託する場合は「化粧品製造販売業許可」を取得しましょう。

 

プロデュースコスメをOEM会社でおこなう流れとメリット

初めてコスメをプロデュースするのであれば、OEM会社の利用がおすすめです。

OEM生産の流れ

化粧品のOEM生産は以下のステップで行ないます。

インフルエンサーコスメでは企画提案の部分で、インフルエンサーとの意見をすり合わせることが大事です。

また、商品ができるまでの各工程をSNSで発信してもらい、企画の段階からプロデュースが始まることもあります。

1. 企画提案

2. 試作・処方決定

3. 見積もり

4. 発注・製造

5. 納品

一般的に最初の打ち合わせから製品が納品されるまでに半年ほどかかります。

途中で変更が生じてしまうと期間は更に延びてしまうので、余裕を持ったスケジュールにしましょう。

プロデュースコスメをOEM会社でおこなうメリット

マーケティングや販売に集中できる

処方の検討や生産の調整など、製造に関わる部分はOEM会社がになってくれるため、マーケティングや販売だけに注力することができます。

OEM会社のノウハウを活用できる

OEM会社は今までにたくさんのブランドの化粧品の製造に関わってきています。

処方や容器、最適なロット数など助言を受けられます。

販売開始までのコストや時間を削減

OEM会社に業務委託できるため、行政に許可をとったり工場や設備を整える必要がなくなります。

そのため、販売までのコストや時間を大幅に削減できることもメリットです。

 

まとめ

インフルエンサーとコスメをプロデュースすることは、マーケティングの点で非常に優れています。

この記事を参考にして、素敵なインフルエンサーコスメを作ってください。

この記事を書いた人
Beaker media 編集部's picture
株式会社Cogane studio

Beaker media 編集部

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