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最終更新:2024/07/25

年収?厳しい?化粧品メーカー営業の気になる事まとめ

年収?厳しい?化粧品メーカー営業の気になる事まとめ

化粧品メーカーの営業職に就きたいと考える方に、営業に関して気になることをまとめました。

化粧品メーカーの流通チャネルとは

まず流通チャネルとは、メーカーから消費者へ、商品が流通する経路を指します。メーカーは、自社製品を効率的に消費者に届けられるよう、流通経路を考えます。化粧品業界の主な流通経路としては、「百貨店」、「訪問販売」、「ドラッグストア」、「美容室やエステサロンの業務用販売」、「EC(オンラインストア)」などが挙げられます。化粧品メーカーの営業といえど、流通チャネルによって、営業のターゲットとなる顧客も営業方法も異なります。チャネルごとの営業内容を簡単にみていきましょう。

百貨店の営業

百貨店は、一人当たりの購入金額も大きくなることが多く、利益が大きくなる可能性が高い市場です。まだ取引のない百貨店に対しては、自社製品を取り扱うことで、百貨店にとっても利益になるような提案や交渉を行います。信頼関係を築き、新たな流通チャネルを開拓していきます。取引のある百貨店では、自社製品の価値を高めるためのプロモーションの提案や、営業自ら販売することもあります。百貨店で働く美容部員の管理やサポート、環境づくりや教育も営業の仕事です。

訪問販売の営業

訪問販売はその名の通り、直接訪問してお客様に販売します。訪問先は法人や個人宅で、アポイントなしでいきなり出向く場合が多いです。顧客様からの紹介や口コミで広めていくことができれば、売り上げも上がります。高齢化が進み、お店に足を運べない人にとっても親和性の高いチャネルで、近年再度注目されています。

ドラッグストアの営業

ドラッグストアの本部で商談を行い、商品の提案や価格交渉を行います。取り扱いのある店舗へも定期的に訪問し、売り場の確認、商品がよりよく見えるような陳列方法を店長と考案することもあります。商品の売れ行き確認や、店頭での販促支援、新商品の紹介なども行います。

美容室やエステサロンの業務用販売の営業

美容室やエステサロンなどの法人が顧客の場合、店舗で使用する業務用商品を販売します。一般的には消費者向けの商品とは別のラインナップを販売するので、消費者向けとは別の営業が担当する場合があります。 美容のプロに向けて提案するので、美容の知識や技術も問われることがあるでしょう。大きな法人の開拓後は、店舗ごとに訪問し、新商品の紹介も行います。

2.化粧品メーカーの営業は厳しいって本当?

化粧品メーカーの仕事のどんなところにやりがいを感じるのでしょう。化粧品メーカーで働くメリットやデメリット、やりがいや厳しさを紹介します。

化粧品メーカーの仕事のやりがい

化粧品のように、日常生活で使用する商品のメーカーは、テレビCMや広告で目にすることも多く、一般人の認知度が高いです。誰もが知っているメーカーで働くということもやりがいの一つとなります。そしてその商品を販売し、消費者の生活を支えているという自信は、大きなやりがいに繋がります。顧客のニーズに対応するため、美容に関する知識や最新のトレンドもチェックすることができるので、 消費者よりも早く、新しい情報を入手できます。化粧品が好きな人にとって、さらにその化粧品メーカーが好きな人にとって興味関心が強いため、やりがいを感じることが多いでしょう。

化粧品メーカーの営業として働くメリット

美容に関する最新情報を入手できるということはやりがいかつ、メリットでもあります。化粧品メーカーの認知度が高い場合、商品そのものに信用があるので、営業職の中でも比較的営業しやすいです。また化粧品というものは、日常生活の必需品なので、景気に左右されにくく、売り上げも年収も安定しています。女性だけでなく男性も百貨店で化粧品を購入する時代なので、ニーズはますます高まっていくでしょう。

化粧品メーカーの営業として働くデメリット

まず、就職の難易度が高いことです。化粧品メーカー営業は営業の中でも人気の職種となるため、就職活動時や転職活動時の倍率が高くなります。 特に転職の場合は、経験者のみ募集するという企業も少なくないでしょう。また、年収に関しては比較的高額で安定しているものの、飛び抜けて高額になることは難しいといえます。 不動産や証券会社のように、高額な商品を個人で動かすという仕事ではなく、ブランドの力によって売り上げが左右される仕事でもあるので、インセンティブが低くなりがちです。 年収が安定している代わりに著しく高額になることがないのが、化粧品メーカーの営業のデメリットです。

化粧品メーカーの営業は厳しいのか

化粧品メーカーによるというのが答えです。営業という仕事にはノルマ、もしくは目標の数字が必ずあります。その数字を達成するためには、お客様のところへ足繁く通う必要があります。商品の売り上げを左右するブランド力よって、売り上げは大きく変わり、ブランド力のない商品を販売するにはこまめに営業がフォローしていく必要があるので、忙しくなるでしょう。ブランド力のある商品は、顧客から注文が入るので、比較的仕事がしやすいといえます。よって、ブランド力が営業の厳しさに大きく影響するでしょう。ただ、新商品発売前後やイベント時など、単発で激務になる時期というのが存在するといことは念頭に置いておきましょう。

3.化粧品メーカー営業の年収はどれくらい?

年収や待遇など、気になるところを見ていきましょう。

年収はどれくらい?

化粧品メーカーの平均年収は、500万円~600万円程度となっています。企業によって平均年収には幅があり、大手企業の一部では800万円を超えるところがある一方、中小企業では400万円程度の場合もあります。売上が高い化粧品メーカーほど、平均年収も高水準になる傾向が見られます。この数字には、営業だけでなく美容部員も含まれていますので、営業だけで見るとさらに高くなるでしょう。国税庁の民間給与実態調査統計では、令和2年の日本人の平均年収は433万円となっています。比較すると、化粧品メーカーの営業は日本人の平均年収よりやや高いといえるでしょう。

化粧品メーカー営業の待遇

化粧品メーカーの営業の休日は本社勤務の人と同じく、カレンダー通りの休みで、基本的には土日祝日が休みとなります。ゴールデンウィークやお盆、年末年始の休みもあるので、休日は多いと言えるでしょう。ただし、イベント時やトラブル発生時など、何かあれば休日出勤になることもあります。その場合は平日に代休がもらえるかもしれません。年始の初売りや、イベント時には通常より多くのお客様が来店されます。そのため、営業も店舗の応援として接客や商品の補充を手伝います。勤務時間は基本的には本社勤務の人と同じですが、遠方への外回りのための早朝出勤や、取引先との打ち合わせで残業が発生することもあります。化粧品メーカーは、女性が多い職場ということもあり、福利厚生が充実している場合が多いです。女性にも長く働いてもらえるよう、一般的には産前産後休暇、育児休暇、財形貯蓄制度、保養・提携施設利用、社員持株会、住宅手当などがあります。

まとめ

化粧品メーカーの営業に関して、気になることをまとめてみました。営業職の中では待遇も良く、日本人の平均年収よりも年収が高いということで、働いてみたいと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。メーカーによって差がありますので、ぜひいろんなメーカーの求人を見てみてください。

この記事を書いた人
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株式会社Cogane studio

Beaker media 編集部

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