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最終更新:2024/08/09

化粧品容器にかかるコストは?

化粧品容器にかかるコストは?

当記事では化粧品容器の種類とコストについてご説明しています。
容器を選定する際の参考になれば嬉しいです。

化粧品容器の種類とコスト

まずは化粧品容器の種類とそのコストの相場感をお伝えします。

ボトル容器

ボトルは、化粧水や乳液や美容液、ボティーシャンプー、シャンプーやコンディショナーなどに使われる形です。 形や材質によって大きく異なりますが、例えば1本80円ほどというのが相場感になります。

材質としては、主にガラスかプラスチックがあります。ガラスの方が高級感が出ることが多いですが、プラスチックよりも割れやすく高くなりやすいです。プラスチックは着色や成形に優れ、ガラスよりも安くなる傾向にあります。また、プラスチックの中にもPE・PET・再生樹脂と様々種類あり、価格に差が出てきます。 大きさとしても、30g程度の美容液の容器から500g程度入るシャンプーの容器まで様々な大きさがあり、一般的に大きくほど価格も高くなる傾向にあります。また、形が新しいものになると金型を作る必要があり、高くなりやすいです。

ジャー容器

ジャーは、ヘアトリートメントやボディークリーム、ワックスなどに使われる形です。 こちらも形や材質によって大きく異なりますが、例えば1個200円ほどというのが相場感になります。

材質としては主にガラスとプラスチックがあります。ボトル同様、ガラスの方が高級感が出ることが多いですが、プラスチックよりも割れやすく高くなりやすいです。プラスチックは着色や成形に優れ、ガラスよりも安い傾向にあります。 ボトルと同様、大きいものや新しい形のものは高くなる傾向にあります。

チューブ容器

チューブは、ジャー同様ヘアトリートメントやボディークリーム、ワックスなどに使われる形です。 こちらも形や材質によって大きく異なりますが、例えば1本120円ほどというのが相場感になります。

ジャーよりは安く済むことが多いですが、高級感は比較的出しにくいです。材質は主にプラスチックですが、プラスチックの中にも様々な種類があり、品質や強度をあげるほど値段は高くなる傾向にあります。 ボトルやジャーと同様、大きいものや新しい形のものは高くなる傾向にあります。

ポンプ・スプレー・キャップ

上述ボトル・チューブ・ジャーには、それぞれポンプ・スプレー・キャップ等が必要となります。 ポンプは1本あたり80円が相場感になります。ポンプは化粧水からシャンプーまで多くの商品に利用されており、ワンプッシュで処方が出せるため、消費者にとって便利です。 スプレーはより粘度の低い化粧水や消臭剤などに使われます。価格はものによりますが1本あたり50円が相場感になっております。処方をミスト状に取り出すことが出来ます。 ポンプやスプレーの代わりに、キャップを使うこともあります。キャップは1個あたり30円が相場感になります。キャップは部品数が少なくキャップより安く作れる傾向にありますが、消費者としては使う際に開ける手間がかかります。

メイク容器

上記ボトル・チューブ・ジャー以外にも、マスカラ・ファンデーション・リップなどそれぞれの用途に合わせたメイクに特化した容器もあります。各メーカーによって形や値段も様々ですので、比較して選ぶといいです。

化粧品容器への加飾とコスト

次に化粧品容器への加飾の方法とそのコストの相場感をお伝えします。

容器への着色と蒸着加工

化粧品容器への加飾の方法として、着色があります。容器本体が店頭で目立ちやすくなったり表現の幅が広がるといったメリットもありますが、コストとしては、1本あたり50円ほど上がる可能性があります。

他に加飾の方法として、ボトル本体を蒸着加工にするという方法もありますが、着色以上にコストが上がる傾向にあります。蒸着加工は、チューブのキャップやジャーのキャップ、ポンプにもよく用いられますが、こちらもコストが着色より高くなる傾向にあり、リードタイムも伸びる場合が多いので、注意が必要です。

容器への印刷

製品を作る際、容器にデザインや成分表示の印刷をすることが多いですが、こちらも1本あたり30円ほどのコストがかかります。印刷は色の数が増えるほど、表現の幅は広がりますがコストも上がる傾向にあります。版代の目安は1色1.5~3万円ほどが目安になります。

印刷方法として下記3つあげます。

  • シルクスクリーン印刷
    シルク版を使い、塗料を擦り付けて印刷する方法。色数分の版が必要となるため、印刷代が高くなる傾向にあります。
  • オフセット印刷
    版につけたインクを転写する方法。版の数が1つで済むため、印刷代はシルクスクリーン印刷よりも安くなる傾向にあります。
  • ホットスタンプや蒸着
    金や銀のデザインを容器に施す方法。一般的にコストが非常に高くなる傾向にあるので、注意が必要です。

それぞれの印刷方法で、得意な表現やコストに違いがあるので、都度どの印刷方法が相応しいか選ぶといいです。

ラベル

特にロット数が少ない場合、容器への直接印刷はコスト・リードタイムともに合わない可能性があるので、ラベルでの対応がよくされます。箔のないラベルでは1枚あたり50円前後、箔のあるラベルでは1枚あたり150円前後というのが相場感となっています。

ラベルも色の数を増やすと、表現の幅は広がりますがコストも上がる傾向にあります。また、形を新しいものにすると型代が高くなる傾向にあります。

デザイン費

いずれの装飾・加工方法においても、パッケージにつけるデザインを外注する場合、デザイン費用がかかります。 デザイン会社に直接払う場合と、広告代理店に間に入ってもらい広告代理点に払う場合があります。費用はデザインの内容・会社・校正の回数によって大きく異なるので、都度確認が必要です。

 

まとめ

当記事では化粧品容器の種類とコスト、コストの下げ方について説明させていただきました。

当記事を参考に、ぜひ最適な容器を選んでください。

この記事を書いた人
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株式会社Cogane studio

Beaker media 編集部

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