最終更新:2024/08/08
化粧品のパッケージに使う写真をカメラマンに依頼するには?
![化粧品のパッケージに使う写真をカメラマンに依頼するには?](https://images.prismic.io/beaker-media/ZrRLJkaF0TcGIxNV_%E5%8C%96%E7%B2%A7%E5%93%81%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%82%9A%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%99%E3%81%AB%E4%BD%BF%E3%81%86%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%82%92%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AB%E4%BE%9D%E9%A0%BC.png?auto=format,compress&rect=0,0,768,432&w=768&h=432)
消費者に商品の魅力を伝え、関心を持ってもらえるようにするために、パッケージデザインは重要な役割を果たします。 パッケージデザインは、パッケージの形状や素材から、印刷する文字やグラフィックまで、商品コンセプトに合わせてさまざまな観点から検討し、売れるデザインを目指して作られます。特に化粧品は外観から特徴がわかりにくい商品の1つなので、魅力的なパッケージデザインは、商品の購買を決める重要な要素であると言えます。
デザインを検討した結果、化粧品のパッケージに商品やモデルなどの写真を入れることがあります。商品の顔とも言うべきパッケージに使う写真は質が重要なので、撮影をプロのカメラマンに依頼したいと考えるケースが多いでしょう。では、カメラマンへの撮影依頼はどのようにして行えばよいのでしょうか。
この記事では、化粧品に焦点を当てて、商品パッケージに使う写真の撮影をカメラマンに依頼する際に準備すべきことや、撮影の流れなどをご紹介します。カメラマンと円滑なコミュニケーションを行い、理想通りの写真を撮ってもらうために、ぜひ参考にしてください。
化粧品パッケージ用写真撮影の事前準備
まず、写真撮影をカメラマンに依頼する前に、依頼者側が準備しておくべきことについてお伝えします。ここでは特に重要な以下の4つのポイントを取り上げます。
- 撮影目的とターゲット顧客層を明確にする
- 使用媒体を決める
- 撮影内容を決める
- 商品情報を整理する
撮影目的とターゲット顧客層を明確にする
何を目的として、誰にアプローチするために写真を撮影したいのかをまず明らかにしておくことが大切です。例えば同じ化粧品のパッケージ写真でも、リッチな配合を訴求したいのか、使用したときに得られる透明感を表現したいのか、しっとりとした使用感を伝えたいのかによって、適切な撮り方は異なります。
また、ターゲット層が10代から20代の若者なのか、60歳以上の年配の女性なのかによっても、写真で表現すべきイメージは違ってくるでしょう。
あらかじめ依頼者側が撮影目的とターゲット層を整理しておくことで、カメラマンと撮影の方向性を一致させやすくなります。
使用媒体を決める
写真をどのような媒体で使用するのかによって、写真で表現すべきイメージが異なるだけでなく、写真の比率やサイズにも影響するため、使用媒体を明確にしておく必要があります。写真の使用媒体は、WEBサイト、SNS、チラシ、DMなど多岐にわたります。
今回は、使用媒体は商品のパッケージということになります。もし、パッケージ以外の使用媒体で使う写真も同時に撮りたいのであれば、その点も明らかにしておきましょう。
撮影内容を決める
写真のイメージや、カット数、モデルを使うかどうかなど、希望する撮影内容をあらかじめ考えておきましょう。商品の撮影をする場合、商品そのものの特徴をわかりやすく伝える「商品写真」が必要なのか、商品の雰囲気を伝える「イメージ写真」が必要なのかを考えておくと、カメラマンに要望を伝えやすくなります。
撮りたい写真のイメージを言葉で伝えるのは難しいので、希望するものに似たイメージの写真を探して用意しておくと役立ちます。
商品情報を整理する
商品の撮影をする場合は、商品のスペック情報をカメラマンに伝えておくことが重要です。撮影する商品の数や大きさは、撮影のアングルや背景設定に関わります。容器の材質や質感によって、美しく撮るためのライティングの方法が異なります。
また、商品情報を整理すると、どのような写真を撮ってもらいたいかを依頼者側が考え直す機会になり、より要望がクリアになっていきます。
化粧品パッケージ用写真 カメラマンへの撮影依頼の流れ
では、実際にカメラマンに撮影を依頼すると、どのように作業が進行していくのかについてご紹介します。撮影の工程は主に以下の5段階に分けられます。
- 情報共有
- 見積もり・納期設定
- 撮影場所・モデル・小道具などの手配
- 撮影
- 画像の加工
1. 情報共有
まず、事前準備の段階で整理しておいた情報をできるだけわかりやすくカメラマンに伝えます。伝えるべき主な内容には、「商品コンセプト」「ターゲット顧客層」「撮影目的」「使用媒体」「写真のイメージ」「カット数」「モデルの有無」「商品情報(大きさ、数、質感など)」が挙げられます。
共有された情報を元に、カメラマン側では撮影に必要な機材、撮影時間、小道具の数や種類、スタッフ・モデルの人数などを割り出し、費用を算出します。
特に、撮影対象が光の反射のある材質かどうかは、カメラマンにとって重要な情報になります。化粧品の撮影の場合には、ガラス製の容器など反射の強いものを撮ることも多いので、美しい撮影のためには設備やテクニックが必要です。この段階で材質の情報をカメラマンに伝えておきましょう。
2. 見積もり・納期設定
カメラマン側から提示された見積もりを予算と比較し、カット数などの調整を行います。 また、納期を定め、全体のスケジュールを確定させます。撮影後の画像の加工作業が想定される場合は、加工にかかる時間もスケジュールに組み込みます。
3. 撮影場所・モデル・小道具などの手配
設定したスケジュールに従って、撮影スタジオの予約や準備物の手配、モデルの確保などの作業を進めます。撮影場所は、カメラマン側が自社で持っているスタジオを使用することもありますし、貸しスペースや依頼者側の店舗などを使うこともあります。カメラマンに出張してもらう必要がある場合、出張費がコストにプラスされますので注意が必要です。
イメージ写真を撮影するときに小道具をうまく取り入れると、理想の雰囲気を出しやすくなることがあります。撮影に使う小道具は、すべてカメラマン側で用意してもらえる場合と、依頼者側が手配しなければならない場合がありますので、あらかじめ相談しておくとよいでしょう。
4. 撮影
背景や小物、ライティングなどを設定しながら、撮影を進めます。撮影の際は、求める仕上がりになっているかどうか確認しながら進めましょう。
スピードや安さ重視の撮影業者の場合、撮影時の同席ができないことがあります。こだわりのあるパッケージ写真を撮りたいときには、撮影時に同席できることや、互いに相談しながら撮影を進めてもらえることなどを確認した上で、撮影業者を決めることも重要です。
5. 画像の加工
必要に応じて、撮影後の画像の加工処理を行います。加工処理には、背景の加工(背景の削除や白背景への変更)、色や明るさの修正、合成作業などが含まれます。
予定外の加工が必要になると、コストや納期に影響が及びます。加工の必要性は、カメラマンに写真のイメージや商品情報を詳しく伝えておくことで、事前におおよそ把握できます。急な加工を行うことにならないよう、依頼者側は撮影前に要望を整理し、丁寧な情報共有を心がけることが大切です。
理想の化粧品パッケージ写真撮影はカメラマンとの協働作業
この記事では、化粧品の商品パッケージに使う写真を撮る際、撮影をカメラマンに依頼するときに注意すべきポイントや事前準備についてお伝えしました。
撮影を優秀なカメラマンに依頼することで、技術を駆使した美しい写真を撮ってもらうことができますが、求めるイメージを体現してもらうためには事前の情報の整理と丁寧なコミュニケーションが大変重要です。また、依頼者側の意向を十分に聞く姿勢を持っている撮影業者を選ぶことも意識すべきです。
撮影を依頼する側としてできる準備をしっかりと行い、要望をカメラマンにわかりやすく伝え、理想のパッケージ写真を手に入れましょう。
資料請求・お問い合わせを増やす方法
資料請求・問い合わせを増やすためには、企業がどんな事業をしているのかを知ってもらうことが重要です。Beaker mediaの企業情報掲載サービスでは会社の事業内容や特徴、取得免許や対応ロット数などを掲載し、化粧品・健康食品に専門性の高い多くのユーザーへ会社情報を発信することができます。
Beaker mediaで会社情報を掲載しませんか?
Beaker mediaで会社情報を掲載するメリットは以下の通りです。
- 業界特化型メディアでの露出増加
- 化粧品、健康食品原料の専門分野でのターゲットリーチ拡大
- 企業情報や製品の逐次更新が可能