表示名称成分詳細
テオブロマグランジフロルム種子脂
成分番号(JP number): 558379
- INCI
- THEOBROMA GRANDIFLORUM SEED BUTTER
- 定義(Description)
- 本品は、Theobroma grandiflorum の種子から得られる油脂である。Theobroma Grandiflorum Seed Butter is the fat obtained from the seeds of Theobroma grandiflorum, Sterculiaceae
- 日本の規制情報(Japanese regulation information)
- 中文inci(CN/中国名称)
- 大花可可树(THEOBROMA GRANDIFLORUM)籽脂
- 中国の規制情報(Chinese regulation information)
- 【已使用化妆品原料目录(2021年版)】Maximum Historical Usage in Rinse-off Cosmetics(%): (none), Maximum Historical Usage in Leave-on Cosmetics(%): 14.992
- 韓国inci(KR/ハングル/성분명)
- 쿠푸아수씨버터
- CAS No.
- 394236-97-6
- EC No.
- -
- EUの規制情報(Restriction/Annex/Ref#)
-
原料情報
テオブロマグランジフロルム種子脂 / THEOBROMA GRANDIFLORUM SEED BUTTER
テオブロマグランジフロルム種子脂とは
テオブロマグランジフロルム種子脂は、Theobroma grandiflorum の種子から得られる油脂です(1)。英名をTHEOBROMA GRANDIFLORUM SEED BUTTER、別名をクプアスバターとして流通しています(2)。
テオブロマグランジフロルム種子脂は、主にオレイン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、パルミチン酸およびリノール酸の脂肪酸エステルからなります。
INCI名は、THEOBROMA GRANDIFLORUM SEED BUTTERです。
テオブロマグランジフロルムは、ブラジルではクプアスと呼ばれている植物です。
クプアスはアマゾンに生える植物でカカオの仲間です。このため、テオブロマグランジフロルム種子脂にもカカオ様のにおいがあります。
クプアスは、農作物と多様な木本作物の混生を図るアグロフォレストリー(森林農業)の木本作物として栽培されることが多い植物で、これらの果樹はジュースやジャムなどに加工されています。
従来、種子は廃棄されていましたが、その種子から得られるオイルには、オレイン酸等の脂肪酸が多く含まれ保湿効果などに優れるため、近年、化粧品としてブラジル国内はもとより欧米でも人気が高まっています。
さらに、生産の規模を大きくすれば、シードオイル生産によって経済の森林伐採への過度の依存から脱却できる可能性を示唆されており、環境問題の解決の視点からも市場拡大の取り組みがされています。
テオブロマグランジフロルム種子脂は、保水力が非常に高く、油分と水分を補うことができます。水分を吸収し、肌の弾性を回復する効果があります。
化粧品の使用用途としては、ベースオイル、ボディオイル、フェイスオイル、ヘアオイルなどに使用されています。
この物質についての健康情報は報告されていません。
参考文献
(1) テオブロマグランジフロルム種子脂 日本化粧品工業連合会 化粧品原材料データベース
(2) Chemical Book テオブロマグランジフロルム種子脂 著作権© 2016 ケミカルブック
(3) United States Environmental Protection Agency Theobroma grandiflorum seed butter
(4) クロピュア クパス (C) since 1999 MATSUMOTO TRADING Co.,Ltd All Rights Reserved.
(5) クプアス等シードオイル 途上国森林ビジネスデータベース
テオブロマグランジフロルム種子脂の配合目的
・閉塞剤
・保湿剤
・肌の弾性改良
テオブロマグランジフロルム種子脂の安全性情報
https://online.personalcarecouncil.org/ctfa-static/online/lists/cir-pdfs/PRS577.pdf
日本語論文
なし
英語論文
なし