表示名称成分詳細
ベヘントリモニウムメトサルフェート
成分番号(JP number): 555476
- INCI
- BEHENTRIMONIUM METHOSULFATE
- 定義(Description)
- 本品は、次の化学式で表される4級アンモニウム塩である。Docosyltrimethylammonium methyl sulphate
- 日本の規制情報(Japanese regulation information)
- 中文inci(CN/中国名称)
- 山嵛基三甲基铵甲基硫酸盐
- 中国の規制情報(Chinese regulation information)
- 【已使用化妆品原料目录(2021年版)】Maximum Historical Usage in Rinse-off Cosmetics(%): 12.5, Maximum Historical Usage in Leave-on Cosmetics(%): 1.33
- 韓国inci(KR/ハングル/성분명)
- 베헨트라이모늄메토설페이트
- CAS No.
- 81646-13-1 / 241148-21-0
- EC No.
- 279-791-1
- EUの規制情報(Restriction/Annex/Ref#)
-
原料情報
ベヘントリモニウムメトサルフェート / BEHENTRIMONIUM METHOSULFATE
ベヘントリモニウムメトサルフェートとは
ベヘントリモニウムメトサルフェートは界面活性剤の一種です。
第四級アンモニウム塩型のモノアルキル型四級アンモニウム塩に分類される分子量479.8の陽イオン界面活性剤です。
化粧品において主に使用される陽イオン界面活性剤は、大きくアミン塩型と第四級アンモニウム塩型に分けられます。
ベヘントリモニウムメトサルフェートが化粧品に配合される場合は、主に以下の目的で配合されます。
帯電防止
水道水やシャンプーは一般的に弱酸性です。
そのため、濡れた毛髪の表面はマイナスに帯電することになります。
一方でカチオン界面活性剤は親水基部分にプラスの荷電を持っている構造であることから、マイナスに帯電した毛髪表面に静電的に吸着します。
その結果、毛髪表面は親油基で覆われることになります。
すると、静電気の発生が抑えられ、濯ぎや乾燥後の摩擦を低減する、くし通りがよくなります(2)。
混合原料
ベヘントリモニウムメトサルフェートは、高級アルコールなど他の油性成分と混合することで、相乗的なコンディショニング効果を発揮することが知られています。
具体的には、陽イオン界面活性剤と水との組み合わせによりゲル構造を形成することで、効率よく毛髪に吸着、からみを除去し、滑らかさを増す役割を果たします(3)。
イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、セタノールなどと併用されている場合は、混合系原料として配合されている可能性があります。
参考文献
- https://cosmetic-ingredients.org/surfactant/ベヘントリモニウムメトサルフェート/
- 田村 健夫, 他(1990)「ヘアリンスの主剤とその作用」香粧品科学 理論と実際 第4版,456-460.
- 鐵 真希男(2010)「コンディショナーの配合成分と製剤」化学と教育(58)(11),536-537.
ベヘントリモニウムメトサルフェートの配合目的
- 帯電防止
- 混合原料
ベヘントリモニウムメトサルフェートの安全性情報
https://online.personalcarecouncil.org/ctfa-static/online/lists/cir-pdfs/PRS572.pdf
日本語論文
なし
英語論文
なし