表示名称成分詳細
ポリクオタニウム-22
成分番号(JP number): 552272
- INCI
- POLYQUATERNIUM-22
- 定義(Description)
- 本品は、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリル酸との共重合体であり、次の化学式で表される4級アンモニウム塩である。2-Propenaminium, N,N-dimethyl-N-(2-propenyl)-, chloride, polymer with 2-propenoic acid
- 日本の規制情報(Japanese regulation information)
- 中文inci(CN/中国名称)
- 聚季铵盐-22
- 中国の規制情報(Chinese regulation information)
- 【已使用化妆品原料目录(2021年版)】Maximum Historical Usage in Rinse-off Cosmetics(%): (none), Maximum Historical Usage in Leave-on Cosmetics(%): 1.29
- 韓国inci(KR/ハングル/성분명)
- 폴리쿼터늄-22
- CAS No.
- 53694-17-0
- EC No.
- -
- EUの規制情報(Restriction/Annex/Ref#)
-
原料情報
ポリクオタニウム-22 / POLYQUATERNIUM-22
ポリクオタニウム-22とは
ポリクオタニウム-22は界面活性剤です。
化学構造的に第四級アンモニウム塩型に分類される陽イオン界面活性剤の一種であるジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリル酸を重合して得られる共重合体であり、水溶性のカチオン性高分子です。
帯電防止
ポリクオタニウム-22はポリクオタニウム-22は、陽イオン界面活性能をもつカチオン性高分子です。
そのため、洗髪後のブラッシングまたはくしの使用によって生じる静電気の発生の抑制、毛髪の柔軟化およびすべりやすさの改善を目的にヘアトリートメント製品、ヘアケア製品などに配合されます(3,4)。
均染
均染とは、色ムラなく表面を均質に染め上げることです。ポリクオタニウム-22にはこの均染効果が知られており、毛髪を均質に染め上げる効果を目的に、カラーシャンプー、カラーコンディショナー、ヘアカラー製品などに汎用されています(3)。
安全性
化粧品や医薬品の原料として用いられるにあたり、ポリクオタニウム-22は『医薬部外品原料規格2021』に掲載されております。
- 『医薬部外品原料規格2021』
一般的に日本の医薬品・化粧品メーカーは『医薬部外品原料規格2021』に基づいて品質試験を行い、合格したものを製品に用いております。
これまで、ポリクオタニウム-22は化粧品の原料として20年以上使用されている実績があます。
参考文献
- 小西さやか『日本化粧品検定 1級対策テキスト コスメの教科書』(主婦の友社)
- Lubrizol(-)「Merquat 550 Polymer」Technical Data Sheet.
- 別府 耕次, 他(1995)「毛髪コンディショニング剤用ポリマー」油化学(44)(4),283-290.
ポリクオタニウム-22の配合目的
- 帯電防止
- 均染
ポリクオタニウム-22の安全性情報
・眼刺激性:わずかにあり
Cosmetic Ingredient Review(2016)「Safety Assessment of Polyquaternium-22 and Polyquarternium-39 as Used in Cosmetics」International Journal of Toxicology(35)(3_Suppl),47S-53S.
https://online.personalcarecouncil.org/ctfa-static/online/lists/cir-pdfs/PRS598.pdf
日本語論文
なし
英語論文
Safety Assessment of Polyquaternium-22 and Polyquarternium-39 as Used in Cosmetics
Wilbur Johnson, Jr, Bart Heldreth, Wilma F. Bergfeld, Donald V. Belsito, Ronald A. Hill, Curtis D. Klaassen, Daniel C. Liebler, James G. Marks, Jr, Ronald C. Shank,